みそ製造業を行いたい場合には、許可なく行ってしまいますと、営業停止となり、行政処分や処罰の対象とされる場合があります。

この際に必要となる許可が、食品衛生法に基づく営業許可の必要な34業種の中の「みそ製造業許可」になります。

この許可を取るためには、都道府県知事が定めた製造施設、製造設備などの基準に適合しなければならず、製造場所の所在地を管轄する保健所で基準等の確認が必要となります。

それでは、この「みそ製造業」の定義とは、一体何なのでしょうか?

みそ製造業」の定義は以下のとおりとなりますので、確認してみましょう。

みそ製造業の定義】
① 醸造業という観点から指定された営業です。
② みそを大たる詰で購入し、小たる等に小分け包装したり、冷凍乾燥して粉末にしたりする営業は対象外です。
③ 醸造なめみそのうち、その熟成工程が一カ月以上で、かつ、野菜などの混入割合が30%(重量)以下のものは「みそ」として取り扱いみそ製造業の許可が必要です。
④ 麹製造業者又はその他の者が、みそ製造工程の一部として仕込前(熟成を含まない。)までを受託製造する場合もみそ製造業の許可を要します。
みそ製造業の業種別基準】

① 施設には、原材料保管庫、製造室、包装室又は包装場所(製造室において製造場所と明確に区分された製品の包装をするための場所をいう。)及び製品保管庫を設け、製造室には、原材料取扱場所を設けること。

② もろみ槽は、上縁の位置が地面から30cm以上の構造の者であること。ただし、密閉式のものにあっては、この限りではありません。

A 製造室の基準
① 製造室は、他の場所と壁、窓又は戸により区画されていること。
② 製造室には、清掃がしやすく、かつ、じんあい等が落下しない構造の天井を設けること。
③ 製造室の内壁は、床面から1mまでは、耐水性材料で、清掃又は洗浄をしやすい構造であること。
④ 製造室の床は、耐水性材料で造られ、平滑で、清掃又は洗浄をしやすい構造であること。
⑤ 製造室の作業面における照度を100ルクス以上に保ち得る照明設備を設けること。
⑥ 製造室には、手指の消毒設備又は消毒器具及び流水式手洗い設備を設けること。
⑦ 製造室には、ねずみ、昆虫等の侵入を防ぐ設備を設けること。ただし、製造室の周囲にねずみ、昆虫等の侵入を防ぐ設備があるときは、この限りではありません。
⑧ 製造室には、食品、添加物、器具又は容器を保管するための保管庫又はふた付き容器を備えること。
⑨ 製造室には、食品、器具又は容器を洗浄するための流水式で、下洗いと仕上げ洗いを区分して行うことができる設備を設けること。
⑩ 製造室には、食品に直接接触する器具又は容器の殺菌又は消毒ができる設備を設けること。
⑪ 製造室には、水蒸気、熱気、煙等を排出することができる動力換気装置を設けること。ただし、施設全体で十分な換気又は空調が行われている場合は、この限りではありません。
B 包装室の基準
① 包装室は、他の場所と壁、窓又は戸により区画されていること。
② 包装室には、清掃がしやすく、かつ、じんあい等が落下しない構造の天井を設けること。
③ 包装室の内壁は、床面から1mまでは、耐水性材料で、清掃又は洗浄をしやすい構造であること。
④ 包装室の床は、耐水性材料で造られ、平滑で、清掃又は洗浄をしやすい構造であること。
⑤ 包装室の作業面における照度を100ルクス以上に保ち得る照明設備を設けること。
⑥ 包装室には、手指の消毒設備又は消毒器具及び流水式手洗い設備を設けること。
⑦ 包装室には、ねずみ、昆虫等の侵入を防ぐ設備を設けること。ただし、包装室の周囲にねずみ、昆虫等の侵入を防ぐ設備があるときは、この限りではありません。

以上、みそ製造業許可についての解説です。