清涼飲料水製造業を行いたい場合には、許可なく行ってしまいますと、営業停止となり、行政処分や処罰の対象とされる場合があります。

この際に必要となる許可が、食品衛生法に基づく営業許可の必要な34業種の中の「清涼飲料水製造業許可」になります。

この許可を取るためには、都道府県知事が定めた製造施設、製造設備などの基準に適合しなければならず、製造場所の所在地を管轄する保健所で基準等の確認が必要となります。

それでは、この「清涼飲料水製造業」の定義とは、一体何なのでしょうか?

清涼飲料水製造業」の定義は以下のとおりとなりますので、確認してみましょう。

清涼飲料水製造業の定義】
① ジュース、コーヒー、ミネラルウォーター等清涼飲料水を製造する営業をいいます。
② ジューススタンドのように自家製のジュース等をコップ等に注いでお客様に対面販売する業態は喫茶店営業の範疇ですが、ジューススタンドでペットボトル等の容器包装に充てん・密栓する行為は清涼飲料水製造業に該当します。
清涼飲料水製造業の業種別基準】
① 施設には、原材料保管庫、冷蔵庫、製造室、製品保管庫及び器具取扱室を設け、調合を行う場合には、調合室を設けること。
② 製造室には、器具及び容器包装の殺菌設備を設けること。ただし、未使用の容器包装であって、殺菌され、又は殺菌効果を有する方法で製造され、使用されるまでに汚染されないように取り扱われたものを使用する場合は、この限りではありません。
③ 清涼飲料水を容器包装に充てんし密栓又は密封した後殺菌する場合は、製造室に殺菌機を、殺菌した清涼飲料水を自動的に容器包装に充てんする場合は、製造室に自動充てん機及び自記温度計を付けた殺菌機器又は除菌用ろ過機を設けること。ただし、容器包装内の二酸化炭素圧力が20℃で1㎏/㎠以上であって、かつ、植物又は動物の組織成分を含有しないものにあっては、この限りではありません。
④ 紙栓により打栓する場合には、製造室に打栓機械を設けること。
⑤ 冷凍果実飲料を製造する場合には、製造室に自動充てん機及び自動密封機を設けること。
⑥ コップ販売式自動販売機に収める清涼飲料水を12時間以上保存する場合には、製造室に冷蔵設備又は温蔵設備を設けること。
A 製造室及び器具取扱室の基準
① 製造室及び器具取扱室は、他の場所と壁、窓又は戸により区画されていること。
② 製造室及び器具取扱室には、清掃がしやすく、かつ、じんあい等が落下しない構造の天井を設けること。
③ 製造室及び器具取扱室の内壁は、床面から1mまでは、耐水性材料で、清掃又は洗浄をしやすい構造であること。
④ 製造室及び器具取扱室の床は、耐水性材料で造られ、平滑で、清掃又は洗浄をしやすい構造であること。
⑤ 製造室及び器具取扱室の作業面における照度を100ルクス以上に保ち得る照明設備を設けること。
⑥ 製造室及び器具取扱室には、手指の消毒設備又は消毒器具及び流水式手洗い設備を設けること。
⑦ 製造室及び器具取扱室には、ねずみ、昆虫等の侵入を防ぐ設備を設けること。ただし、製造室及び器具取扱室の周囲にねずみ、昆虫等の侵入を防ぐ設備があるときは、この限りではありません。
⑧ 製造室及び器具取扱室には、食品、添加物、器具又は容器を保管するための保管庫又はふた付き容器を備えること。
⑨ 製造室及び器具取扱室には、食品、器具又は容器を洗浄するための流水式で、下洗いと仕上げ洗いを区分して行うことができる設備を設けること。
⑩ 製造室及び器具取扱室には、食品に直接接触する器具又は容器の殺菌又は消毒ができる設備を設けること。
⑪ 製造室及び器具取扱室には、水蒸気、熱気、煙等を排出することができる動力換気装置を設けること。ただし、施設全体で十分な換気又は空調が行われている場合は、この限りではありません。
B 調合室の基準
① 調合室は、他の場所と壁、窓又は戸により区画されていること。
② 調合室には、清掃がしやすく、かつ、じんあい等が落下しない構造の天井を設けること。
③ 調合室の作業面における照度を100ルクス以上に保ち得る照明設備を設けること。
④ 調合室には、手指の消毒設備又は消毒器具及び流水式手洗い設備を設けること。
⑤ 調合室には、ねずみ、昆虫等の侵入を防ぐ設備を設けること。ただし、調合室の周囲にねずみ、昆虫等の侵入を防ぐ設備があるときは、この限りではありません。
⑥ 調合室には、食品、添加物、器具又は容器を保管するための保管庫又はふた付き容器を備えること。
⑦ 調合室には、食品、器具又は容器を洗浄するための流水式で、下洗いと仕上げ洗いを区分して行うことができる設備を設けること。

以上、清涼飲料水製造業許可についての解説です。